それぞれの道

宏之さん
ーずっとバランス感覚みたいなものは意識しています。極端にどっちにも振れないようにというか。自信過剰にならずに、ただ自信なさすぎるっていうのも良くないし。優しすぎるだけじゃなくてやっぱり強さも必要だし。そういう部分を周囲から評価いただくことはありますね。学生時代にサッカー部でキャプテンをしていたこともそうですけど、人をまとめる立場になることが多かったこともあるかもしれません。色んな意見を持つ人が集まった時に、あっちを立てればこっちが立たずという状況が存在するじゃないですか。そこで、当たり障りの無い答えを出すのではなくて、みんなが納得した形っていうのがあるんじゃないかなというのは考えながらやってきました。

聡美さん
ー負けず嫌いというか、目標を立てるとそれに向かってストイックにやるタイプですね。女性なので、ライフステージの変化があると思うんですけど、それに影響されずに長く働きたいなという気持ちがありました。子供が産まれても子育てしながらできるように、どんな状況下でも働けるように、手に職をつけるという目的で転職もしました。結婚したとしても自立していたいというか、夫婦のあり方の一つとして、自立しあえる夫婦というのを自分の中で描いていたので、それができる人と結婚したかったっていうのはあります。（宏之さんは）それを寛容に、私のすべて受け入れてくれる人だったので。

夫婦の未来

聡美さん
ー10年後も今と変わらずに、少しでも楽しいと思える一日一日を積み重ねていきたいです。絶対辛いことも悲しいこともあると思うんですけど、そういう時に本当に夫婦のありがたみとかに気付くと思うんです。だから、そういう時はそういう時で一緒に支え合いながら、そうじゃない時は本当に結構ぱーっと過ぎていっちゃうと思うので、少しでも楽しく一秒一秒を刻めたらなぁというのは思っています。

宏之さん
ー「一日一爆笑」。これから周りの景色は変わるかもしれないですけど、今の一日一日が仕事もプライベートもふたりでいる時間も本当に楽しいので、それが続けばいいなと思います。